冬の車中泊で本当に怖いのは寒さより一酸化炭素 エンジンをかけたまま寝ない理由

雪の夜、エンジンを
かけたまま寝ないで

冬の車中泊で、つい「エンジンをかけて暖房をつけたまま寝よう」と考えがちです。でも、雪が積もる夜にこれをすると、命に関わることがあります。原因は、一酸化炭素(CO)です。

雪でマフラーが埋まると、排ガスが車内に入る

JAFは、車が雪に埋もれた状態でエンジンをかけると、排ガスが車の下にたまり、エアコンの外気の取り入れ口から車内に入り込むと説明しています。一酸化炭素は、色もにおいもないので、気づくのがとても難しいガスです。

  • ボンネットまで雪に埋もれた状態の実験では、車内のCO濃度が16分後に400ppm、22分後に1,000ppmに達しました。JAFは、この濃度を「3時間ほどで致死」と説明しています。
  • 別のJAFのテストでは、対策をしないと、1分24秒でCO警報器が鳴る50ppmに達し、酸素の濃度も時間とともに下がりました。
  • 一方、マフラーのまわりを除雪した同じ条件では、車内のCO濃度はほとんど上がりませんでした。

※2つのテストは、条件や測定器が違うため、数字の出方も違います。どちらも「短い時間で危険な濃度になりうる」ことを示しています。

対策は3つ

  1. エンジンを止める: 寝るときはエンジンを切る。暖かさは、寝袋や毛布でとる。
  2. マフラーのまわりを除雪する: どうしてもエンジンをかけるときは、こまめに雪かきをする。
  3. 換気する: 車内の空気を入れ替える。

JAFは、雪の日はできるだけエンジンを切ること、スコップ・防寒着・毛布を車に積んでおくことを勧めています。北海道の紋別市も、降雪時にアイドリングした車内にとどまると一酸化炭素中毒の危険があるとして、定期的な除雪とアイドリングの停止を呼びかけています。

寒さ対策は、エンジンではなく寝具で

エンジンを止めると、冬の車内は短い時間で冷え込みます。どのくらい冷えるのか、寝袋の温度表示をどう見ればいいのかは、冬の車内の冷え方と寝袋の選び方にまとめました。

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